|
「世界中の自由な心を持った人々に知らしめたい。我々は、我々の大義を売りに出して取引することによって、安全で安定した個人的人生を入手することが出来たであろう。我々はこの種の申し出を数多く受けたが、しかし、我々は、義務と名誉のバッジとして、正面対決の矢面に立つことを選択した。たとえ直ぐに勝利を収めることが出来なくとも、国を守ることは名誉であり、国を売ってしまうことは、他がどのように言いくるめようとするにしても、歴史が永遠に記憶する違いない最大の裏切り行為であるということを、我々は未来の世代に教訓として残すであろう。」
・・・ブラジルのサッカー・スーパースターの偉大な二人の先達ペレとロナルドの二人が共にブラジルの民衆大蜂起に批判的な、あるいは、反対する発言を行なったことです。功成り名遂げたセレブたちは支配機構の中に組み入れられて行くということです。ブラジルの民衆がサッカーを、そして、スポーツ一般を、熱く愛していることは動かない事実でしょうが、そのことと、ブラジル政府が公共交通機関、教育、保健医療などの社会的福祉への出費を渋る一方で、サッカーのコンフェデレーションズ・カップ、ワールド・カップ、次期のオリンピック・ゲーム開催のために膨大な金を注ぎ込んでいることに対する民衆の批判的感情とは、はっきり区別しなければなりません・・・
・・・現在、ブラジル政府の政策批判の大擾乱に懸命に対処している現大統領ジルマ・ルセーフは20代の若さで武装ゲリラ闘争に挺身し、秘密警察に逮捕拘束されたこともありました。
私は、このルーラ・ダ・シルヴァ/ジルマ・ルセーフのブラジルに大きな信頼を置き、将来の希望として見ていたので、正直言って、ブラジル全土をおおう数百万人規模の反政府デモの盛り上がりには驚かされました。ブラジル国内はもっとうまく行っているとばかり思っていたのです。・・・
・・・今度のデモ騒ぎを考えているうちに、私としては、謎が解けて来ました。・・・
・・・このMINUSTAHに対するルーラのブラジルの貢献の謎が解けてみると、いま、ブラジルで起っていることだけでなく、マンデラが死にかけている南アフリカでこの半世紀間に起っていたこと、いま、エジプトで起こっていることなどが、芋づる式に分かって来たような気がします。次回に続きます。
藤永 茂 (2013年7月16日)
http://huzi.blog.ocn.ne.jp/
今は昔、紙芝居というものがあって、続きをみたいがためにたいして美味くもない水飴を青鼻を垂れながら食ったものだ。 そんな気分だ。
賢明なる左翼のまっぺん様はたぶんご明察であろうが、解答が出る前にお聞きしたいものである。
守るべき国など持たないが、非国民にして愛国者、へたれにして左翼趣味者、極貧にしてプチブルである虫の息は、常に馬鹿の遅知恵で嫌になります。
|
|